トップ営業マンから、年商30億円の経営者へ——株式会社ULTI-ME代表取締役社長・小山雄太郎が語る、成功と挑戦の軌跡

トップ営業マンから、年商30億円の経営者へ——株式会社ULTI-ME代表取締役社長・小山雄太郎が語る、成功と挑戦の軌跡

現場と経営、両方の視点を持ちながら、チームの可能性を広げ続けている小山さん。
柔軟な発想と誠実な姿勢で、多くのメンバーから信頼を集めています。
今回は、小山さんがこれまでの経験を通して感じてきた想い、そしてこれから描く組織の未来についてお話しいただきました。


小山 雄太郎

株式会社ULTI-ME代表取締役社長

T's agency holdongs 取締役社長


1. トップ営業マンから経営者へ——成功の原点

小山の社会人としての最初のキャリアは、寿司職人でした。
高校を卒業してすぐに寿司屋に入社しましたが、事情があり退職することとなり、その後に出会ったのが通信事業の営業職です。

営業の世界に飛び込むと、瞬く間に頭角を現しました。売上では常にトップクラスを維持し、誰よりも成果を出し続ける日々。自分にはこの仕事のセンスがあると確信し、次第に業界への自信も深まっていきました。

そして19歳のとき、後のビジネスパートナーとなる石田和輝(現:株式会社Fate 代表取締役)と出会います。二人は同じ営業職としてすぐに意気投合し、いつか起業しようという目標を共有しました。やがて石田は、小山との起業を見据えて経理の勉強を始めます。その真っ直ぐな姿勢が、小山の心を強く動かしました。

石田との出会いがなければ、今の自分はいなかったと小山は振り返ります。
そしてその後、起業を支えてくれた仲間たちは、今もULTI-MEで活躍しています。信じてついてきてくれた仲間がいたからこそ、成功し続けるしかなかった。利益を上げ続けることが、仲間への最大の恩返しだと考えていました。

現在の管理職メンバーも、小山の想いを受け継ぎ、理念を体現しています。こうした仲間の存在があったからこそ、旧Fate通信事業部(現ULTI-ME)はわずか4年で年商30億円を達成することができました。

2. 株式会社FateからULTI-MEへ——組織づくりに込めた想い

株式会社Fateから株式会社ULTI-MEへと社名を変え、新たに独立した理由には、大きく二つの想いがありました。

一つ目は、自社メンバーの少なさによる帰属意識の希薄さです。
帰属意識は、利益を上げるためだけでなく、長く働ける会社、そして長く働きたいと思える会社をつくるうえで欠かせない要素だと考えています。既存メンバーが長く働いてくれたとしても、組織の成長には次の世代が必要です。若い人材が目標を持って長く働ける会社をつくるには、帰属意識が不可欠だと感じています。

二つ目は、管理職の育成が追いついていないことでした。
これは想像以上のスピードで会社が成長したからこそ生じた課題です。初めてマネジメントを経験する管理職も多く、もちろん小山自身も誰かに教わってきたわけではありません。それでも、管理職一人ひとりが自分の責任を理解し、本気で問題に向き合いながら挑戦を続けています。

その取り組みの一つとして、新たに人事部を発足しました。
現在は人事制度の見直しを進めており、入社間もない社員でも目標を立てやすく、チャレンジ精神のある人が常に上を目指せる環境づくりに注力しています。今後はより具体的に、組織づくりに関する取り組みを強化していく予定です。

3. 目指す未来と社員への想い

小山は、ULTI-MEを設立する以前から株式会社Fateを経営しており、鎌田逹己社長(株式会社T’s agency holdings)とは面識がありました。
「当時はまさか一緒に事業を行うことになるとは思っていなかった」と振り返りつつも、現在の選択が未来の自分たちにとって最良の結果をもたらすと確信しているといいます。

判断基準はいつも一つ。
それは、社員を幸せにできるかどうかです。社員のためにならないことは行わず、目先の利益にもこだわりません。社員だけでなく、その家族までも幸せにできるような「100年続く会社」を目指しています。

上場(IPO)は、その過程における一つの通過点です。
社員の社会的地位の確立や、安定した雇用環境の実現を目的に、上場によって新たな成長の土台を得たいと考えています。
自分だけが幸せになっても意味はない。これまで信じてついてきてくれた仲間たちに還元することこそが、自分の使命だと小山は語ります。

4. 思い描く社員の理想像

小山が考える理想の社員像は、まず社会人としての責任感を持っていること。
そのうえで、自分の成長に対して野心的で、貪欲であることを重視しています。

特に営業職では、売上と常に向き合う姿勢が求められます。
競争意識を持ち、周囲に良い影響を与えられるような人が増えていくことを期待しています。

5. 未来を見据えて行動するということ

社員に対していつも伝えているのは、3年後や5年後の自分を意識して行動してほしいということです。
目の前の課題だけにとらわれず、未来を見据えて行動する方が、最終的に自分を幸せにします。

これは決して、今ある問題を軽視してよいという意味ではありません。
たとえ苦しい時期であっても、未来のために何を選ぶべきかを冷静に判断できる人であってほしい。

ULTI-MEを近い将来、年商100億円を達成する企業に成長させたいと考えています。
そして、社員一人ひとりが「この会社で働いていることを誇りに思える」——そんな組織をつくるために、これからも挑戦を続けます。

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